ブンタウ - 見どころあふれるワンダーランド

ブンタウの海岸

第01章 —

もちろん、車やバイク、バス、タクシーでブンタウへ行くこともできますが、常識にとらわれずホーチミン市から水中翼船でアクセスしてみてはいかがでしょうか。最も景色が良いルートです。「ファスト・フェリー」は約2時間で、サイゴン川を遡り、湾を通ってブンタウに到着します。

ブンタウはバリア=ブンタウ省の港湾都市です。ベトナム南部の半島に位置するブンタウには歴史があり、14世紀にまで遡る貿易港にふさわしい魅力を網羅しています。

ブンタウはかつて、ヨーロッパの貿易船が穏やかな海域に避難・停泊する拠点でした(「ブンタウ」という名前は「錨地(船の係留地)」を意味します)。国の変遷を経てもなお、ブンタウはその魅力と魅惑的な海辺の雰囲気を維持し続けています。実際に、ブンタウの断崖絶壁(ムイ・ニンフォン/Mui Nghinh Phong)は「風を迎える岬」を意味しています。 

かつてフランス人は、ブンタウを最高に優雅で牧歌的な海辺のリゾート地として見出しました。丘の上の隠れ家には、数多くのフランス植民地時代の洋館が点在しています。 

ブンタウには、訪れる人々が体感・散策できる、賑やかで陽気でありながらも心を落ち着かせる雰囲気が漂っています。 

ブンタウは多彩な魅力が詰まった素晴らしい場所です。歴史的な重要性に加え、ビーチ、数多くの宗教施設、ハイキングコース、そしてユニークな娯楽施設まで揃っています。港町ならではの新旧の混在、アットホームさと非日常感が賑やかにミックスされています。その例をいくつかご紹介します。 

ベトナムといえばビーチで有名であり、ブンタウも期待を裏切りません(最もよく知られているのは、パイナップル(ズア)ビーチ、ヴォングエットビーチ、フロントビーチ(バイ・チュオック)、バックビーチ(バイ・サウ)です)。しかし正直なところ、ビーチだけがこの港町のメインの魅力ではありません。ブンタウはまさに観光のワンダーランドなのです。

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湾といえばもちろんシーフード。ブンタウでは豊かな海の幸を楽しめます。選べるレストランが無数にあるだけでなく(ブンタウの名物料理には、辛いエイの料理、タコ鍋、海老のパンケーキなどがあります)、有名なチャンフー(Tran Phu)シーフード市場(サオマイ漁村のすぐ隣)もあります。この海鮮市場は、毎朝夜明けとともに漁師たちが揚げたての鮮魚を届けるため、連日賑わっています。 

リオデジャネイロには有名なコルコバードのキリスト像がありますが、ブンタウにも独自の「王なるキリスト像」があります。高さ32メートルのこの像は、アジアで最も高いイエス・キリスト像です。ニョー(Nho)山の頂上に位置し、像の展望台からの眺めは圧巻ですが、たどり着くには少し根気が必要です(土台までに800段の階段、最上階の展望台までにさらに133段あります)。

スピリチュアルなテーマを続けると、ホンバ寺(Hon Ba)はホンバ島という小さな島にある小さな寺院です。干潮時に現れる岩道を慎重に歩いて渡るか、船でしか行くことができません。より安全な参拝を希望する場合は、仏教寺院の釈迦仏台(Thich Ca Phat Dai)を訪れてみてください。現在も使われている寺院なので、緑豊かな丘の上の聖地で仏像に感嘆しながら、僧侶たちと交流することができます。 

チョンコン禅院(Chon Khong Monastery)も、悟りと素晴らしい絶景を求めるトレッカーにとって最高の寄り道スポットです。巨大な仏像が迎えてくれます。

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高台からの眺望といえば、ブンタウ灯台へと続くくねくねとした道をのんびり散策するのもおすすめです。ベトナム最古の灯台であり、1862年にフランス人によって建てられた歴史的建造物です。360度見渡せるパノラマビューは夕日を鑑賞するのに理想的です。 

ブンタウには空からのアクティビティもあります。ロープウェイ(ケーブルカー)に乗って「ホーマイ文化・エコ観光パーク(Ho May Culture and Ecotourism Park)」へ行くことができ、園内には遊園地も併設されているため、ファミリーや童心に帰りたい方に最適です。

ホワイトパレス(Bach Dinh/バクディン)への訪問もお見逃しなく。1898年に建設されたホワイトパレスは、ヨーロッパスタイルの建築様式を持つ夏の別荘として作られました。ギリシャ風の彫刻、庭園、当時の家具などが展示されています。ここからのビーチや山の眺めは格別です。 

軍事史ファンにとって、ブンタウには必見のスポットがあります。それが世界武器博物館(The Worldwide Arms Museum)です。元々はイギリス人の軍事・兵器愛好家の個人コレクションでしたが、現在はベトナム最大の私立兵器博物館となっています。ここには数千点もの戦争の道具が展示されており、ヨーロッパの中世の鎧から剣、銃、ライフルまで、17世紀に遡る貴重な品々が揃っています。 

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 ブンタウでは、ビーチから貴族的な雰囲気、そしてシュールな世界へと一瞬で移動することができます。実はブンタウには、かなりユニークで個性的なスポットも用意されています。それが「アップサイド・ダウン・ハウス(逆さまの家)」とNha Seo Fi(セルフィー・ハウス)です。 

アップサイド・ダウン・ハウスは、あなたの世界を文字通り「逆さま」にする体験型スペースです!壁や天井に家具が取り付けられ、あべこべに装飾されたシュールな世界が複数階にわたって広がり、驚きに満ちた最高の撮影スポットとなっています。 

それに負けず劣らず魅力的なのが「Nha Seo Fi(セルフィー・ハウス)」で、数十種類ものユニークでバーチャルなモチーフやシーン、セットを備えた多層階の空間となっており、少し不思議な世界観のセルフィー撮影に最適です。

ベトナムの歴史的な国際的玄関口としての地位を持つブンタウは、まさに多様な文化が混ざり合った街です。ビーチ、文化、歴史的遺構、そしてとびきりの楽しさが詰まった港町です。