2億年以上の歳月をかけて形作られたハロン湾は、ベトナムで最も人々を魅了する目的地の一つです。毎日、クルーズ船がこの伝説的な海の風景の中を旅行者を乗せて巡り、生涯の思い出を作り出しています。しかし、ハロン湾の美しさも環境破壊の危険と無縁ではなく、生態系に敏感なこの地を訪れる観光客の増加は、それだけ環境への負荷も大きくなることを意味しています。
湾内で最大のクルーズ運行会社であるバヤ・クルーズは、世界最高水準のサステナブルなクルーズと日程を提供することで、ハロン湾の美しさを保全することに尽力しています。以下では、バヤ・クルーズがハロン湾のために取り組んでいる3つのアクションと、責任ある旅行者が参加できる方法をご紹介します。
第01章 —
環境に配慮した運航と取り組み
2007年にハロン湾で初めて出航して以来、バヤ・クルーズは17隻の宿泊型客船と3つのサブブランドを擁するまでに成長しました。その歩みの中で、同グループはサステナビリティのための運航改善に絶え間ない努力を重ねてきました。採用時には全スタッフがハロン湾の生態系と環境保全に関する研修を受けます。また「バヤ GREEN オフィス」は、ウェルカムセンターの改装において、LED照明、節水型トイレ、エネルギー効率の高い機器の導入に成功しました。
船内では、紙やプラスチックのごみを最小限に抑えるよう業務プロセスを改善し、サステナブルな代替品へと切り替えています。航行中はゴミ回収ネットで漂流ゴミを回収し、オーコー号(The Au Co)には排水処理施設が設置されています。バヤ・クルーズの目標は、数年以内に保有船全隻のカーボンニュートラルを実現することです。
第02章 —
定期的な清掃活動と教育啓発運動
バヤ・クルーズが毎年実施しているクリーンアップ活動「ハロン湾のためのアクション(Action for Halong Bay)」は業界の一大イベントとなっており、NGO、企業、ボランティアが協力して湾内の定期的な清掃を行っています。参加者は講習を受けた後、ハロン湾の奥まったエリアで一日かけてゴミの回収と調査・分析を行います。このイベントは意識向上や生態系保全に役立つだけでなく、主な漂流ゴミのデータを収集し、ボランティアにゴミの分別方法を教育する貴重な機会ともなっています。
回収されるゴミの多くが漁具であることから、バヤ・クルーズはe-Connect Englishと提携し、湾内の水上集落で教育プログラムを提供しています。この取り組みは、地元の若者に優れた経済的機会と環境への深い理解を提供し、コミュニティ全体でサステナブルな実践が定着することを目指しています。
第03章 —
絶滅危惧種シロガシララングールの保護
2017年2月、バヤ・クルーズはキャットバ・ラングール保全プロジェクト(CBLCP)を支援するため、「ラングールを救おう(Save the Langur)」キャンペーンを立ち上げました。キャットバ島で設立されたこのNGOは、世界で最も絶滅の危機に瀕している霊長類の一つである、島固有のシロガシララングールの群れを保護するために活動しています。野生下でわずか60頭、クックフオンの絶滅危惧霊長類レスキューセンターで飼育されている6頭のみとなった現在も、密猟からの保護が非常に重要となっています。
バヤ・クルーズはプロモーション資料や啓発動画の提供を通じて、本プロジェクトにリソースを貸与・寄附しています。さらに船内やウェルカムセンターで記念品を販売し、CBLCPへの資金調達を行っています。クルーズの利用客の中には、ラングールの厳しい現状に深く心を動かされ、地元に戻って募金活動を行いプロジェクトに貢献した人々もいます。






